交通事故をおこしてしまうと、ショックを受けて精神的にまいってしまわれる方も多いと思います。そのうえ、色々な手続きや身体の不調が起これば、交通事故後に何を優先すべきかわからなくなるということも考えられます。しかし、事故後の身体の不調をそのまま放っておくと、後々後遺症に苦しむことになりかねません。交通事故後は、早目に治療を始めることが重要になります。

そこで、交通事故の治療のために重要なポイントを２つご紹介致します。

ポイント１：できるだけ早い受診を心掛ける

事故後の体調不良で病院受診したいが、なかなか時間が取れないという方もいらっしゃるかもしれません。それぞれの方の事情はあるかと思いますが、是非ともできるだけ早い受診を心掛けていただきたいと思います。なぜなら、見た目では判断できなくても、実は目に見えない出血がおこっていたり、最初に受けた症状がだんだんと悪化していたりすることがあるからです。

また、病院受診が遅れると、その症状が本当に事故によっておきているのかの因果関係を証明することが難しくなります。治療費の目途が立たないという方には、仮渡金制度というものがあり、ケガの程度に応じて5万円～40万円を請求することもできますので心配いりません。この制度を利用するためにも、できるだけ早い病院受診をお勧めします。

ポイント２：大切なのは根本的な治療

交通事故で病院を受診しても、残念ながら画像診断では見つけることができないケガもあります。例をあげるならば、交通事故でおこりやすいとされている、むちうちなどはそういうことが多いと言われています。

画像診断ができなくても、痛みがあるという訴えがあれば、鎮痛剤や湿布薬が処方され、なんとなく症状は続いているがこれ以上の治療法はないのかもしれないと放置される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、痛みがあるということは、まだ治ってはいないということです。しかも、痛いところをかばおうとして、他の不調を生むことも十分考えられます。治ったかもしれないで終わらせることなく、しっかり治るまで治療を続けることが重要です。

むちうちは、目には見えませんが頚椎がダメージを受けることで生じます。神経が多い場所を負傷していますので、最初のうちは頚部の安静を保ちながら日常生活を送るようにします。最近ではリハビリ・社会復帰を早めに行う傾向があり、治療をしながら少しずつ事故前の生活に近づけていくことが重要です。

当院では、交通事故の方でも病院で診断書を書いてもらうことで、自賠責保険を利用して治療を行うことができます。交通事故の治療は、ぜひ当院へご相談下さい。根本治療を目標に、元通りの生活が取り戻せるようにご協力させていただきます。